京都の愛宕山へ行ってきた
ツイッターで簡単にまとめようと思ったら意外と長くなったのでこっちで。
本当は大山に登った話もブログに書かねばと思っているのだけれど、まあそれはそのうち追々に。
ぱんぱかぱーんの重巡愛宕の名前のもととなった京都の愛宕山へ行ってきた。愛宕山の隣りにある高雄山のほうは重巡高雄の名前のもとになった山だそうで、山同士も姉妹だったみたい。てっきり高雄のほうは台湾の山から名付けたのだとばかり思っていた。
艦これ聖地巡礼登山としては、榛名山、赤城山、天城山に続いて四つ目。
JR保津峡駅の近くから登ったのだけれど、この駅は住宅街のど真ん中にある嵯峨嵐山駅から電車で数分の隣駅なのに、周囲には一軒の民家も存在しない秘境の無人駅という何を言っているのかわからない駅である。駅自体もトンネルとトンネルの間にかけられた橋の上に駅があるという変わった構造をしている。登山道へのアクセスがいいという理由でここに来たのだが、鉄道が好きな人にはそれなりに有名な駅であるらしい。
愛宕山は所詮1000mにも満たない低山だろうと完全になめてかかっていたのだが、保津峡駅からの登山ルートは意外と険しくて驚いた。
というかあとでYAMAPのデータ見たら、消費カロリーが2700kcalもいってた。男体山が2500kcalくらいだったので地味にカロリー的にはけっこう大変な山だった模様。(ちなみにこれまで日帰りで登った山で一番消費カロリーが大きかったのは金峰山で、4300kcalだった。)
そのせいもあってか登山の途中で完全に空腹になってしまい、最後の方は腹減ったと叫びながら登っていて地元の人に笑われたりしてた。
ついでに意外と寒くて、夏山に履いていくようなズボンで登っていたら完全に足の方から冷えて寒くなってしまった。京都、東京より南にあるはずなのに寒い。
ところでこの保津峡からのルート、地元的には正規ルートと認められてないようで、途中で愛宕神社の参道と合流するまで、ほぼ一切案内板のたぐいが存在しなかった。一応国土地理院の地図にも載ってる道ではあるのだけれど、どうも勝手に開拓されたタイプの登山道の気配がする。
山頂に鎮座坐すのは火防で有名な愛宕神社。そのわりに山中には山火事注意の看板が多い。信仰が疑われているな?
火防の神様だからカグツチあたりが祭神なのかと思ったら、中心となる祭神はイザナミで、その他の祭神もおおむねイザナミの死亡とそれ以降に生まれたイザナミの子供たちで占められている。黄泉の国のイザナミ一家といった感じ。イザナギさんは出禁。ちなみにカグツチは愛宕太郎坊天狗としてイノシシに乗ってた。
愛宕山の山頂付近からは京都市内が一望できる。明智光秀が「ときは今あめが下しる五月かな」という句を詠んだのがこの愛宕山であった、ということを後で教えてもらったのだけれど、ここからは確かに京の都の「あめがした」を知ることができるなと思った。
帰りは清滝川沿いに下って行ったのだけれど、ものすごい土砂崩れの後があって驚いた。京都市も山が近いから治山治水には苦労する土地のようだ。
おしまい。