最近何見てる?(総集編)

 普段だと、人に会ったときに今見てるアニメの話とかをするのだけれど、最近はそういうことも殆どなくなったので、人に話すかわりに毎週見てるテレビと見てたテレビのことを書いておこうかなというやつ。

 ツイッターとかで書いたのを中心にまとめてるので新規カットあり総集編といったところ。

 

 

見てる番組

『SSSS.DYNAZEON』

 カラオケのシーン、百合の神が考えた構図だと思った。

 原作のグリッドマンの放映当時は普通の特撮に飢えてて、こんな電子基板みたいなところでやりあってないでもっとちゃんと市街戦やってほしいと思っていた。そのせいでわりと最初の方で興味を失って離脱していた。強化パーツみたいなの(アニメでいうと新世紀中学生)が出てくるあたりまではギリギリ見ていたけど、恐竜ロボのあたりは全然見ていなかったと思う。なので今回のロボットは最初何だこりゃと思ったりした。

 これだけごちゃっとしたデザインのロボットがぐるぐる動けるのは3DCGのおかげだなと思う。今ならゴッドマーズだって自由に動けるだろう。

 話としては前作とも微妙に雰囲気が違っているものの、日常と非日常が奇妙に交錯する中で、かつてたしかにそこに存在していたものの不在という形で死の匂いが漂ってくる感じは前作と同じ。今回はヒロインの姉の死がどのような形で本筋と合流していくのかまだよくわからない感じ。 

 ゴジラSPがSFとしての特撮アニメなら、こちらは活劇としての特撮アニメといった感じかな。今期わりと続きを楽しみに見ているものの一つ。

 

蜘蛛ですが、なにか?

 1クール目終盤は生きてるって感じの回だった。プリキュアに続いて自然が自然状態(ホッブス)なアニメやってんな悠木碧

 2クール目に至ってようやく蜘蛛子とそれ以外の転生者との接点が見えてきた感じ。
 まあまあ面白いと思う。

 

『魔入りました!入間君2』

 引き続きで見てる。

 順当にコミックスの話をやるのかと思いきやいきなりオリジナル展開に舵を切ってきたのは驚いた。

 

『シャドーハウス』

 1話冒頭の鉄道は傾斜がきつくて普通の列車にはきつくないかと思ったら、きちんとアプト式っぽくなっていて、妙なところで芸が細かい。主人公とコンビを組むのが鬼頭明里で、交通手段がアプト式鉄道なのでわりとシンカリオンZでは。

 一人ひとりに専属使用人がつくのはいいとしても、その教育まで使用者本人にほぼ一任されているっぽいのは負担がでかそう。

 ED好き。

 悪くないかな。
 

『美少年探偵団』

 OPの水中で縦にくるっと回るところ好き。

 最近そういえば新房シャフト見てないなと思いながら事前情報無しで見たら特濃新房シャフトを食らって悶絶してしまった。シャフト的な演出をずっと見ているだけでひたすら楽しい。

 

『トロピカル~ジュプリキュア

 キュアコーラル、可愛さの権化のようなデザインだ。指でバッテン作ってシールド出すの、あまりにもあざといがすぎる。

 ローラ、プリキュアの職務に専念することを執拗に求めるので、実はプリキュア党から派遣された政治将校なのでは。

 前作と打って変わってひたすら明るい陽の極みのようなプリキュア。まるでサンリオアニメ。 日曜の朝は既にプリチャンとミュークルがあって、陽気は充分に足りているから、プリキュアにはもう少し落ち着いた話をやってもらいたいなとも思っていたのだけれど、近年のプリキュアらしい丁寧な話をやってくれているので安心して見られる。

 なんだかんだで最近のプリキュアはみんな常識人よね。

 

『プリチャン』

 わりと惰性で見ている感じ。マスコットの偉い人はかわいいと思う。

 プリチャンは全体としてストーリーの構成が雑というかストーリーが存在しない中で強引にキャラクターを動かしているように見えることがしばしばあって、自分の中では評価が辛い。あとやっぱり衣装は毎週ギラギラ光ってほしい。

 

『ミュークルドリーミー』

 ギャグと勢いだけで押し流しているように見えて、意外とシリアスな話を織り込んで来るので油断がならない。

 とはいえ1年を通した大筋の話のオチは結構あっさりしてた。これは同じ監督のジュエルペット ハッピネスでもそうだったので、この監督さんの芸風なのかもしれない。

 

『やくならマグカップも』

 15分アニメだった。

 OP曲があまりにもトトロ。

 まつどでいえもん、やっぱりマッド・デイモンが元ネタなんだろうか。

 主要キャラクターをアイドルとしても売っている声優を中心に固めているので、実写パートにも力を入れているのかもしれないけれども、中の人は興味がないのでパス。

 (そういえば4人中2人がプリチャンのメルティックスターだ)

 シナリオがわりとよくできている感じがある。

 

スーパーカブ

 貧乏なゆるキャン

 今期の生き甲斐(山梨だけに)。

 このアニメのおかげでFF5のピアノがドビュッシーアラベスクという曲だということを知った。

 どういう事情で一人暮らしなのかがまだわからないけれども、山梨とはいえ高校生が一人で住む部屋としてはやたら広いな(貧乏人の感想)。

 一人暮らしの生活感みたいなものがよく描けていて好き。

 1話がとても落ち着いた雰囲気の詩的とも言えるようなアニメだったから、2話でいきなり奇人が現れてびっくりしてしまった。

 それにしても彼女たち、女子高生にしては社会性スキルが高すぎない?

 

ゴジラSP』

 サブタイトルが全て平仮名8文字だけど、縦読みでも仕込んであるんだろうか。

 ちゃんとSFをやっているっぽくて今のところとても楽しいのだけれど、終わってみるまで評価が定まらないタイプの作品かもなとも思う。正解するカドみたいにオチがどうしようもなくてずっこける可能性もあるので。

 真面目なSF成分とジェットジャガー捕鯨砲軽トラみたいなトンチキ特撮成分が相まって毎週展開が楽しみなものの一つ。

 久野美咲AIがかわいい。

 

ゾンビランドガリベンジ』

 引き続きで見てる。孝太郎に振り回されてばかりの状態から、逆に孝太郎を振り回すようになってきてより面白くなったように思う。

 

シンカリオンZ』

 後続番組だからって安易にZとかGとかつけちゃう昭和平成センス大好き。(ガンダムでさえ2作目はZついてたしな)

 新しいシンカリオンなんであんなにアプト式推しなん?

 主人公が星名ひかるみたい。今回の敵は妖怪変化の類になるのだろうか。

 いくらなんでも山手線の車両があんなに全国あっちこっち走り回っていたらめちゃくちゃ目立つと思うのだけれど、あのへんの秘密の保持ってどうしているんだろ。

 タカラトミーロボット、ドライブヘッドのあたりから変形機構の関係で腰回りが貧弱なのが気になってたんだけど、今回のZはそのへんのプロポーションをだいぶ見直してきたみたいでわりとかっこいい。実際のおもちゃも可動域が広くていいものになっているらしい。

 

 

保留している番組

 切る判断がつかなくて録るだけはとってるやつ。

『サンダーボルトファンタジー3』

 流石にそろそろいいかなとも思いつつ見ればそれなりに面白いので判断に迷う。2のラストで死んだと思ってたお坊さんがわりと好きだったんだけど、彼がちゃっかり生きててくれてたのでちょっと見たいなとも思う。けど時間がない。

 

『Vivy』

 無理に見なくてもいいかなとも思うけど、あんまり評判がいいようなら見てみようかなの保留。

 

『ゼンカイジャー』

 過去の戦隊ロボとの絡みとか気になるけど、どうしても見たいかと言われると微妙。

 

『晴天を衝け』

 となり町の偉人の話なので一応郷土史的な関心から見ておこうかと思ったのだけれど、複雑な幕末の歴史を視聴者にわかりやすく伝えようとするあまり、登場人物の性格設定があんまりにもマンガチックになりすぎているように感じられて、なんか見続けるのがつらくなって保留中。普段アニメばかり見ている人間だからか、せっかく実写なんだからちゃんと真面目にドラマ作ってほしいという思いがわりと強かったりする。

 徳川家康が江戸の始まりまでさかのぼって解説してくれるの、どことなく風雲児たちっぽさがある。

 家で今年の大河の話を聞いたところ、親の家も含めてあのへんの利根川流域ではかつてはみんな藍をやっていて、藍があんまり売れなくなってきたのでお蚕に切り替えが進んだという話だった。輸送はやはり利根川を利用した舟運だったらしい。

 

 

録画のみ

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 一回録画消しちゃったけどやっぱりたまに見返したくなる(けどBD買うほどではないかなという微妙な距離感な)ので。

 アニメは超絶好きだけどゲームの方の本来のキャラクターデザインが好みではないのと音ゲーが死ぬほど苦手なのでゲームに手を出す気にはなれず、他のラブライブシリーズも興味がないので自分の中で作品との距離感のとり方が非常に悩ましい作品。

 手を出してないゲームの曲はなんかこう「いい曲だけど、ちゃんと文脈に沿った鑑賞をしていないのでこれは正統な読みではないのではないか」みたいな屈託を抱えがちなんだけど、曲はとりあえず一通り買った。DiverDivaすき。

 人間関係をだいたい把握して1話から見直すと上原歩夢さんの感情がかわいい。最初は上原さんかわいいなと思っていたけれど、最後まで見てもやっぱり歩夢が一番かわいいと思う。「Say Good-Bye 涙」の眠れなくて顔色が最悪なところとか好き(最低)。

 

 12話がいまいち自分の中で腑に落ちてなかったんだけど、歩夢にとってアイドルをはじめるっていうのは初めて自転車に乗るのと同じようなことで、後ろで侑に支えてもらわなくてはすぐに転んでしまうような感じがするものだったのかも

 自転車にちゃんと乗れるようになるにはいつかは支えている手から離れなくてはならないわけだけれど、練習中の子供にとって支え無しで自転車に乗ることは非常に勇気のいることで、同時にとても恐ろしいことでもある。でも、それを乗り越えた先で自分が一人で自転車に乗れていることに気付く。

 それと同じように12話の歩夢は自分のファンの存在を通して、自分がすでに一人前のアイドルであること、すでに侑の支えがなくても進んでいけることに気づいたのかもしれないなあと思ったり。

 そう考えると11話ラストで歩夢があんなに必死だったのは支えを失って転ばないためだし、あとから思い返すとそれはみっともなくて「恥ずかしい」(12話)と思えることだったのかもしれない。という解釈。

 

 天王寺璃奈は扱いが難しいキャラだったと思うけれど、安易なネタキャラにせず、最後までコミュニケーションに試行錯誤する姿を描いたのがよかった。彼女をきちんと描いたアニメスタッフに好感を抱く。虹ヶ咲の多様性(ダイバーシティ)を象徴するものの一つだと思う。舞台がお台場近辺なだけに



見てた番組

『モルカー』

 ハリウッド映画の予告編をつなぎ合わせたような楽しいところしかないアニメだった。

 

ゆるキャン

 山中湖キャンプの前半はひたすら死亡フラグが積み上がって行くのが最高にホラーだった。実質がっこうぐらし1話だったのでは。

 鳥羽先生はメインキャラ唯一の成人メンバーなので、作品の安全装置兼飲酒要員として重責を負わされていて、見ているとお疲れさまですという気持ちになる。ていぼう部の顧問も同じような役割を果たしているはずなのだが、あっちはダメ人間にしか見えないのは人徳の差であろうか。

 

『呪術廻戦』

 地味な遊々白書という感じ。

 

『SK∞』

 ホビーアニメのような濃いめのキャラクターを女性向けのようなデザインで描いているせいで、どことなくキンプリと似たような匂いがする。ファンタジー路線に走ってプリズムジャンプしてもそれはそれで面白かったかも。

 脚本シリーズ構成がプリンセスプリンシパルの人。プリンセス・プリンシパルと同じく、コンビのうちの主人公のほうが相棒の圧倒的成長についていけずに取り残される展開だった。

 プリンセス・プリンシパル見たときに∀ガンダムっぽい話だなと思ったんだけど、大河内一楼は∀でも脚本やってたのでわりと直接的な影響があるのかも。アンジェとプリンセスの関係が好きな人は∀も見よう。そういえば∀のギンガナムもエスケーエイトの愛抱夢と同じく青髪変態子安だったな……。

 終わってみれば、愛抱夢と秘書の恋愛関係が修復される話だった。

 愛抱夢の周辺の劣悪家庭環境や警察のお姉さんあたりのお話はまだまだ続けられそうな気配があるので続編を期待したい。

 このクールはリゼロとエスケーエイトによって苦悩を内に秘めた青髪変態子安を毎週効率よく摂取できる稀有なクールだった。

 

『怪物事変』

 わりと手堅くまとまっていたように思う。

 

無職転生

 アニメーションとしては文句なしの出来だけど、内容がちょっと……という感じ。性的な要素が過剰に感じる。ケン・フォレットの大聖堂を読んだときの感覚に近い。

『Re:ゼロ』

 毎回毎回クライマックスのような演出にごまかされて意外と地味な進捗しかないのにテンションがぶち上がって満足してしまう変な作品。シグルリの惨状を見るとこれは純粋にアニメスタッフの手際が良かったのかもしれない。

 終わってから改めて考えると2クールかける話だったろうかと思うのだけれど、見ている間は毎回満足度が高いんだよな……。

 

ビースターズ

 レゴシのとぼけた人柄に惹かれて最後まで見てしまったけれど、もしかしてこれはオメガバースの変種がやりたかっただけなのではという疑念が……。ルイ先輩あんなに一途に慕ってくれるイブキを捨ててレゴシとの実質セックスに走るのかよ……。イブキが浮かばれないのでは。

 レゴシくん修行編がどんどん刃牙になっていったのは笑ってしまった。カマキリと戦う刃牙、蛾と対話するレゴシ。こいつらが東京ドーム地下で暴れてる姿が見てみたい。

 

『ヒーリングっどプリキュア

 キングビョーゲン様のCVがキリコ・キュービーの郷田ほづみなので、QBつながりで今回のラスボスはキュゥべえだったんだよ!(ΩΩΩ)

 見終わってみるとやはりまどか10周年を強く意識した作品だったんじゃないかなという気がしてくる。のどかの病み上がり設定がそもそもほむらちゃんじゃんとも思うし。

 プリキュアが少ない放送回数の中に狂気的なギャグ回の「燃えよ、ビーバレ」を突っ込んできて、いろんな意味で「正しい」スポ根やってたのって、実は「私達はこれからこういう『正しい』変身ヒロインアニメをやるぞ」という宣戦布告だったのではないかという気すらしてくる。

 「燃えよ、ビーバレ」、昭和スポ根の絵柄とノリなのに極めて現代的な常識の範疇でスポーツやってるっていうのが笑いどころなんだけど、非日常の中であたりまえの常識的な感覚を忘れずにいることの異様さが笑いどころと考えると、終盤のプリキュアの展開とも通じるところがあるように思う。

 

 映画のほうはスタプリの『星のうたに~』と同じく? 義理の母娘の話だった。『星のうたに~』では娘が暴走したけど今回はお母さんの方が最初から暴走していた。

 ストーリーというより説明が必要な舞台設定を詰め込みすぎたせいでその解説を駆け足でこなしながらお話も進めなくちゃいけないという忙しい展開だった。意図的にそうしたらしいのだけれども、成功しているとは言い難いのでは。設定はやはり減らしたほうがいいと思う。

 TV版を見たあと映画版を見ると、のんきなエゴエゴが羨ましく思える。

 

 

 

 内容的に今週のお題に引っかかりそうなのでつけてみるけれど、これでいいのかしら?(よくわかってない)

 今週のお題「おうち時間2021」