あけましておめでとうございます

 昨年は山に登ろうという目標を漠然と掲げたら、思った以上にあちこち行けたので、今年もそれなりに山に登りたい。

 まずは筑波山。ロープウェイの夜間運行が2/24までらしいので、できればそれまでに一回行きたい。

 去年は武甲、三峰を始めとして、秩父地方をだいぶ登ったので、今年は久々に両神にも行ってみようと思う。その後は群馬方面を開拓したいけど、車がないとなんだかんだで結構アクセスの難しいところが多いのが課題。

 去年の夏は血迷って低山に登ってしまってひどい目にあったので、夏はおとなしく高い山に行く。せっかくなので富士山に一度行ってみるつもり。あと南アルプスのどこかに登ってみたい。

 あと、自転車が全然乗れてなかったので、少しまた自転車の方も乗るようにしようと思う。これは実家に行くときにでも。

 今年はハイクが3月で終わってしまうので、インターネットでの身の振り方を少し考えないといけない。ハイク、限界集落的な規模感ではてブの楽屋みたいな使い方ができてわりと好きだったんだけど、ツイッターに全面移行をせざるを得ないのかなあ。

 今年もよろしくおねがいします。

プリパラのはなし

 最初に、この文章はほぼ記憶のみで書いているので、勘違いしているところや記憶違いのところがあるかも。

 

 新年なのでなんか書き物したい気分。

 前々から書きたいと思ってたプリパラについてなにか書きたいけど、プリパラ好きすぎて何を書いたらいいのかさっぱりわからない。

 とりあえず好きなキャラを思いつくままに挙げてみると、めが姉ぇ、ガァルル、レオナ。ほかにはジュリィ、みちるとか、そのあたり。カップル単位ではレオそふぃ、アサみち、ガァラしゅうが好き。

 みちるは顔と髪型が最高に好み。男プリスピンオフ作ってその中でアサヒと付き合ってほしい。ストーリー的には35話が最高すぎた。「みちるならばできると信じてひたすら待ち続けたミーチル」という要素の追加によって、これまでのミーチルのギャグっぽい行動のすべてが泣き要素に変換されるという、もうこれが最終回でいいんじゃないかなというレベル。

 みちるは、あろまのこじらせた自我の犠牲者でもあったけれど、最終的にはあろまを現実につなぎ留める良きメンターへと成長を遂げたキャラだと思う。ガァララを諭したガァルルといい、あろまを叱ったみちるといい、あろまの周りのキャラはママ力が高すぎる。

 ジュリィはおっきくなってもらぁらのことをママって呼ぶのがいいよね。

 他のキャラでは、めが姉ぇ、ガァルル、レオナの三人は、みんながアイドルになれるはずのプリパラにおいても本来アイドルになれない存在であること、それにも関わらずアイドルになりたいという強い望みをもち、結果としてアイドルとして舞台に立ったというところで共通していると思う。

 なんか今書いてて初めて自分がこの三人を好きな理由がなんとなくわかった気がする。この三人についてもう少し書きたい。

 

めが姉ぇのはなし


 まず、めが姉ぇ。最初は親切な受付のお姉さんかと思わせておいて、物語が進むにつれてだんだんと視聴者を不気味の谷へと突き落とすシステムの代理人。筐体で唯一、一枚のトモチケでいくらでも呼び出せる量産キャラ。歩く中国語の部屋綾波レイに豊かなコミュニケーション能力を与えて感情を抜いた感じのキャラクター。一匹見かけたら千匹はいる、プリパラのエージェントスミス。BLAME!で言えばセーフガード。メガネが本体。

 彼女(達)はプリパラのシステムが乗っ取られてセレパラに書き換えられたときに、一緒に書き換えられて黒めが姉ぇになったりもしたのだけれど、そのときにまさかのアイドルデビューを果たした。

 このときのメイキングドラマで増えていくめが姉ぇが最高なんだけど、ライブで歌うめが姉ぇを客席からサイリウムを振って応援するめが姉ぇ達もめっちゃ楽しそうで好き。

 歌の中でめが姉ぇは、システムである自分がアイドルとして歌うことの喜びを歌い、説明のできない様々な感情について歌い、心や愛を持ちたいという夢を歌った。この歌の歌詞を読んだとき、はじめてめが姉ぇにも感情と呼べるものがあったのかもしれないと気付かされた。

 ちょっと余談。めが姉ぇのブランドはプリズムストーンだけど、これってもともとコスモさんの着ているものの流用だから、サイリウムチェンジ後がわりとセクシーな格好なんだよね。悪くはないけどめが姉ぇっぽくもうちょいかっちりした感じのサイリウムコーデも見たかった気がする。

 めが姉ぇが歌った前後のストーリーでは、めが姉ぇがセレパラのシステムの執行者としてわりと血も涙もない冷血マシーンぶりを発揮していた(いつものことと言えばいつものことだけど)だけに、この歌の歌詞とのギャップは激しかった。

 プリパラのセレパラへの書き換えはかなり強引に行われたため、後にはプリパラのシステムそのものが崩壊の危機に直面するのだけれど、もしかしたらめが姉ぇが微かに抱いていたアイドルへの夢は、エラーまみれで壊れかけたセレパラでなければ実現できなかったものなのかもしれない。むしろめが姉ぇ自身が崩壊しかかったシステムの状況を積極的に利用してアイドルデビューした可能性さえある(ひびき様があえてめが姉ぇをアイドルとしてステージに上げる理由は無いから)。そう考えると、めが姉ぇはガァルルやレオナ以上に困難な状況からアイドルにデビューしたとも言える。ひびき様プリパラ壊してくれてありがとう。

 というかそもそもプリパラは人間の女の子以外のシステム由来の存在に対して厳しすぎる。お前は数値海岸かってレベル。アイドルをスカウトできなかったマスコットは強制的に墓場送りにされるわ、ディアスポラの孤児のように自然発生したボーカルドールは友達作った時点でフリーズするわ、システムを管理してるはずの女神さえシステムに違反すれば容赦なく消去させられそうになるわ、夜勤専門で万年単位でワンオペさせられる精霊(あまりの待遇の酷さに職場放棄した)はいるわで、あまりにも人間中心の設計すぎる。

 まあ、めが姉ぇに関してはメカ姉ぇという前例を見る限り、引退後にわりとフリーダムな生活が約束されてそうな気もするのだけれど。

 それはそれとして、セレパラ後のめが姉ぇはわりと積極的にシステムの隙間をついてアイドルのために便宜を図るようになった気がする。以前の四角四面な態度から比べると融通がきくようになった感じがするし、ただのシステムだっためが姉ぇに少し人格らしきものが生まれつつあるようにも見える。好き。トライアングルの結成に手を貸したり、ちあ子の夢の実現のためにゴザを貸したりするような姿は、以前ならば想像しにくかったと思う(2期のそふぃの神アイドルチャレンジライブのときはできるかどうか確認取りに行ってたし)(らぁらたちに通行人のPOPを貸しちゃうようなお茶目な面もあったけど)。

 特にアイドルタイムになってからのパパラ宿のめが姉ぇは感情という概念を理解しつつある人工知能っぽさがあって最高に好き。マイドリーム結成のときなんかチーム名が決まっていないことに対して戸惑うというすごく人間らしい反応を返していたし、アイドルタイム終盤のめが姉ぇにはもう完全に人格が発生していた気がする。個人的には人格の発生しためが姉ぇの協力無くしてはパパラ宿のプリパラの復興は成し遂げられなかったと思うんですよね(強弁)。

 長門有希その他で人格の発生したAIとか感情の薄いキャラクターとかが好きだった自分としては、めが姉ぇは必然的に好きにならざるを得ないキャラクターであった(AIのアイデンティティー確立って意味では一期のファルルも好き。おねむのファルルに魅了された人たちの気持ちも分かる)。

 

ガァルルのはなし


 次、ガァルル。ガァルルはプリパラでうまく行かなかった女の子たちの思いが集まって自然発生した、いわば生まれつき最もアイドルに向いていないキャラクター。

 ガァルルがすごいのは、2期の最後でひびきのイガイガを飲み込んでしまうところだと思う。もともとイガイガのせいで歌もダンスも全然だったガァルルが、曲がりなりにもアイドルとしてデビューできるくらいにまで成長したあとで、再びイガイガを引き受けようとするその覚悟は相当のものだと思う。その代償として、ガァルルはこれまで成長してきた姿を失い、最初のころの小さな姿に戻ってしまったわけだけど。

 なぜガァルルはそんなことをしようとしたのだろう。イガイガはプリパラに発生したシステムの歪みのようなもの。ひびきのイガイガはセレパラをシステムの異物としてプリパラが排除しようとした結果生まれたものだ。

 ひびきがセレパラを作ったのは、一つには自分の理想のプリパラを作るため、もう一つには嘘にまみれた人間の世界から離れてボーカルドールに転生するためだった。

 セレパラの崩壊によってひびきの望みはいずれも絶たれた。セレパラの残骸でもあるあのイガイガはひびきの挫折の象徴とも呼べるものなのだ。

 こうしてみると、ひびきのイガイガが生まれた経緯はガァルルが生まれた経緯と非常に近しいことがわかる。ひびきのイガイガを飲み込もうとしたとき、ガァルルは自らの存在理由をプリパラで挫折した女の子の悲しみを受け止めることに見出したのかもしれない。

 何も持たないけれども人間関係にめぐまれたガァルルと、あらゆるものを持っていたがために却って上っ面の人間関係しか築いてこれなかったひびきというのもわりと対象的なキャラクター配置だったなあと思う。

 2期って、セレパラ成立あたりまでは何をやっても怪盗ジーニアスに御破産にされちゃう徒労感が強くてわりと苦手な話だったのと、ひびきの悲劇も今ひとつ共感しきれないところがあって、通り一遍な見方しかしてなかったけど、いずれそのうちちゃんと見直したいと思う。

 

レオナのはなし


 レオナについて、まずレオナは見た目も性格も女の子のようだけれども実際は男性のキャラクター。プリパラ内ではほぼ女の子と同じように過ごしているけれども、プリパラの外の現実世界では男性として生活しようと努めているフシがある。(レオナはプリパラ内ではいつもスカートを履いているけれど、プリパラの外ではズボンしか履かないという設定がある。)(性的指向についてはめが兄ぃに好意を持っているらしい様子が描写される一方で、そふぃとの仲もまんざらではなさそうなので、わりと中性寄りなのかもしれない。)

 本来プリパラは女の子専用の空間なのだけれど、それにもかかわらず、おそらくはプリパラに対する思いの強さによってプリパラへの入場許可証であるプリチケがプリパラのシステムによって与えられ、プリパラの中で女の子のアイドルたちに混じってアイドルとして活動を続けている。

 ちょっと余談。女の子にプリチケが届くのは初潮が来たタイミングであるという説があるけれど、仮にその説に従うとレオナにプリチケが届いたのは精通後ってことになる。プリチケが届いた直後からヒゲが伸び始め、声も変わりはじめるというのはアイデンティティがいろいろクライシスすぎるのではないだろうか(別アニメだけど、リリィなんかヒゲが生えてきたのがショックで死んじゃったくらいだし)。

 容姿に関しては、みあの例もあるのでプリパラの中では自分の理想の姿でいられるはずだけど、日々体が成長していくに従って、プリパラの中での自分の理想の姿と現実世界での自分の姿がどんどん乖離していくというのは、わりと恐ろしい事態だと思う。それこそ接続された女状態になりかねない。

 話を戻して、レオナの性格は、周囲に流されやすく一見すると優柔不断に見えるけれども、自分の信念に関わることについては頑として譲らない芯の強さを持っている。普段は姉の意見に唯々諾々と従っているけれど、本当に大事な場面では絶対に自分の意見を曲げることがない。

 レオナというキャラクターがいいのは本人が男なのに可愛いというギャップもあるけれど、それ以上にレオナの周囲の人々がレオナを自然に受け入れてくれているところだと思う。レオナの家族もそうだし、ソラミの三人やシオンも男であるという事実を知らされたときには驚きこそするものの、その後は以前と変わりなく接している。レオナは自らのジェンダーアイデンティティを自らに問わねばならないほどに性に関して追い詰められることはない。

 プリパラには(現実以上に)いろんな人がいて、いちいちツッコミを入れていたら追いつかないというのもあるし、プリパラ自体のアジール(聖域)的な性格がそうさせているのかもしれない。

 レオナ自身が自分のジェンダーアイデンティティにどう向き合っているかは劇中では描かれることが少なかった。ひびき様からどうして女性の格好をしているのかと問われた際に「あるがままです」と答えたのが唯一だろうと思う。

 またレオナは他のキャラクターに比べると性格的に他人との摩擦を避けようとするところがある。プリパラの外でスカートを履かないのも無用な摩擦を避けたいからかもしれない。ではレオナは自らのジェンダーについてどう考えているのだろうか。

 この点に関してはレオナの所属しているドレッシングパフェの歌にヒントがあるかもしれない。ドレッシングパフェは常に歌の中で「ドレスコードを破れ」「常識にとらわれるな」と歌い続けてきた。ドレッシングパフェはジェンダーや社会的規範といった「他人の考え」に縛られないチームだ(そういう意味ではドレッシングパフェのマネージャーがこれまでそふぃを雁字搦めにしてきたウサギなのは大いなる皮肉であるとも言えるかもしれない。まあ、ウサギはウサギなりにそふぃのために頑張ってきたという思いがあるのだろうけれど。)(あとドロシーはもう少し他人の考えを慮って行動したほうがいいと思うな。)

 ドレッシングパフェを通してみると、レオナも人がどう思おうと自分は自分であるという考え方を持っているのだろうということが見えてくる。ドレッシングパフェの面々は、おそらく自分たちがカテゴライズされることそれ自体を拒否するのではないかという気もする。レオナが「あるがまま」と語ったのにはそういった世の中の分類に関わりなく自分は自分の行きたいように生きるのだという意味が込められているのかもしれない。

 それはそれとして、自分がレオナについての描写において一番いいなと思うのは、最初にも書いたようにレオナ自身がその性別や装いについて無用な詮索を受けたりいじられたりしないで、そういうものとして受け入れられているところだ。

 自分は幼いころにわりとスカートとか人形とか、割合に女の子的なものや可愛いものに興味があったほうで、いやもしかしたらこれは自分だけじゃなくて男の子のうちの多くが大なり小なりそうなのかもしれないけれど、自分の場合は周囲から多少奇異の目で見られようともそういうものに興味があるというということをわりと自覚して行動してたほうだったように思う(というかそうでなくても普段からわりと変わった子だと思われてたけど)。ただ、それでも女の子的なものや可愛いものを好きで居続けるのはそれなりに大変だった気がする。

 まあうちは両親が男らしさとか女らしさとか全然言わない人だったんでそのへんは大分楽だったんだけど、知らず知らずのうちに刷り込まれたジェンダーロール的なものとの葛藤なんかもあって、可愛いものを好きでいるのはかっこわるいことなのではないかという思いもあったりした。

 こういう葛藤から逃れられるようになったのは、CCさくらのころに自分がオタクだと自覚して、オタクだから可愛いものが好きなのも当然だとある意味で開き直れるようになってからかもしれない。

 今まであんまり意識してなかったけど、そういう点では自分はわりとオタクという属性(と、さくらちゃん)に救われていた面があるのかも。少なくとも自分が女の子向けの番組を屈託なく見られるようになったのは、間違いなく自分がオタクであると自覚してからのことだし。

 自分はオタクだからいくつになってもアニメを見続けることも、女の子向けの可愛いものを好きでいることも全く自然なことだし、なによりも、好きなものを好きと言っていいんだっていうのは間違いなく救いだったと思う。

 で、話が大幅に脱線したけど、自分がレオナという存在を好きなのは、まったくなんの条件もなしに可愛いものを好きでいることが許されているし、自らが可愛い存在であることを許されているからかもしれない。

 自分の場合はオタクという前提をかませたうえで、自然に可愛いを受け入れられるようになったけど、できうるならばオタクになる前から無条件にかわいいを享受したかったし、そうすることが許されているレオナの存在自体が自分にとって一種の救いになっているところがあるのかもしれない。

 自分は虹色にのの夢のエピソード(ライダーや戦隊ヒーローが好きな女の子が好きなものを好きでなくなる話)はあまりピンとこなかったのだけれど、あれを性別反転したらめちゃくちゃ刺さりまくるんじゃないかという気がする。パックに夢を食われてプリキュアに興味をなくした男の子が、自分の好きを取り戻す話とか絶対泣く自信があるね。

 そういう意味で、本来女の子の世界には立ち入ることさえ許されないはずのレオナが、当たり前のようにプリパラでアイドルをやっているということ自体が自分にとっては一種の救いであったのかもしれないということ。そして、自分と同じように可愛いものが好きな男の子にとっても救いになっていたらいいなあと思ったりする。

 

おわりに

 

 最初はそんなに書くこともないだろうと思っていたのに、思いつくままに書いていたらなんかクソ長くなった上にどんどん収集がつかなくなって行ってしまってどうしたもんかと思った。レオナに対する感情が書いていくうちにひたすら重くなっていくし……。

 普段100文字しかものを書いていないので、100文字を超えると途端にあちこちにアラが出るなって感想。

 とりあえずプリパラ面白いのでまだ見たことない人はぜひ見ましょう。全部でたったの180話くらいなので不眠不休で4日間見続ければ完走できます。大丈夫、できるできるできる。

二子山に行ったときのこと

 

7月のこと、ゼルダで双子山のあたりをウロウロしてたら、そういえば昔途中でリタイヤした二子山があったっけな、と思いだしたのでリベンジするべく秩父にある二子山へ。

ちょうど梅雨もあけたばかりで絶好の登山日和……だと思っていた。

 

西武秩父駅から山の麓にある坂本バス停まで移動。

このバス停はだいたい二時間に一本くらいの割合でバスが来る。バスに乗りなれてくると、一時間に一本バスがあると大都会だと思える。

もう少しバスの本数が多ければ気軽に来れるんだけど、ここまで乗ってきた乗客の数は自分も含めて三人だけだったし、たぶん赤字路線なんだろうなあ……。

しまりんじゃないけど、こういうときはエンジンの付いた乗り物を導入したくなる(一応ゴールドペーパードライバー)(右と左を間違えて車道を逆走した経験あり)。

 

登山道に向けて歩き始めたところ。正面に見えるのがこれから登る二子山のたぶん西岳の方。

 

登山道に向かうための山道(まだ登山道じゃない)。

 

登山道入り口。

普段は面倒がってあんまり登山届出さないんだけど、二子山はそれなりに急峻な岩山なので、今日ばかりは死にたくないから登山届を出そうと決意していた。…………のだけれど、そもそも登山届を受け付けてくれるポストがなかった。

 

替わりにあったのがこれ。仕方ないのでカウンターをポチって山に入る。

今日の目標:死なないようにがんばる

 

メインとなる岩山まではなだらかな山道を沢沿いに進むことになる。沢沿いの山道はわりと好き。

 

今日のセーブポイント、又峠。ここから東西にある二つの岩山をよじ登ることになる。

この日は(というかこの月は)気温が高く、すでにしてわりと体力が削られていた。

まずは東岳へ。

 

こんな感じのとこから登り始める。

 

やたらと脚の長いクモみたいな虫がわりとあちこちにいた。ザトウムシというらしい。

 

この日一番身近に死を感じた場所。

 

人間って本来四本脚で移動する動物なのではないかと思いはじめる。

 

なんかの花。

 

天気が良く見晴らしはとてもいいが気温も高く、汗の量がヤバイ。体力がガリガリと削られる。

 

前の日に夜更かししてたせいもあってちょっといろいろ限界だったので、ここでしばらく昼寝。ちょうど岩の隙間で日陰になっていて、ハチが近くでぶんぶんいう音がうるさい以外は大変よい寝床であった。

あとになって考えると、汗をかきすぎたせいで少し脱水気味だったのかもしれない。水だけは大量に持っていったのだけれど、スポーツドリンクとかも持っていくべきだった。

 

そんなこんながありつつも、とりあえず東岳登頂。もともとあった看板が錆びきってなんだかわからなくなってる。

 

東岳から西岳を眺めるとこんな感じ。このときかなりバテ気味だったので、これからあれ登るのクソだりぃ、さっさと帰りたいという気持ちだった。

体力的にダメっぽかったら今日は東岳だけにして帰ろうかなと思っていた。

 

ところでこれは後になって気づいたんだけど、ヤマノススメの安全登山啓発ポスターのロケ地がちょうど東岳の山頂だったらしい。知らないうちに聖地を巡礼していた。

このポスター、よく読むと、防災ヘリは無料タクシーじゃないんだぞ今度から金取るからなっていうようなことが書いてある。

たぶん準備不足で山登って降りられなくなって防災ヘリ呼んだ人とかがいたんだろうなあ。

 

ひとまず又峠まで引き返して休憩。

 

西岳に登る人のためのしんせつな看板。

 

登山ルート。

上級者コースとか無理無理無理無理なのでおとなしく一般コース。

 

道の様子。一般コースの場合はそんなに危ない感じはなくて登り始めると拍子抜けするくらいあっという間に登れてしまった。

西岳上級コース>>>>>(越えられない壁)>>>>>東岳>>>西岳一般コース

くらいの難易度差かもしれない(いや上級コース見てないからあてずっぽうだけど)

 

てっぺん。

 

てっぺんの周りの様子。

 

登るところは一通り登ったのでちゃっちゃと帰る。

めちゃくちゃしんどかったけど、一応目的は達成できたので良かったことにしよう。

 

バス停に着いたのが15時半くらい。次のバスは約1時間後。この炎天下でバス待つの辛いなーと思っていたら、

 

とても立派な待合所があった。ホスピタリティを感じる。

 

夕方の気温が33度。このときはまあそんなもんかと思っていたけど、よく考えなくてもこの日はものすごく暑かったし、本来あんまり外で運動するのには向いてない日だったのではないかという気がする。

夏に山なんて登るもんじゃねーな。

おしまい。

 

 

 

 

……

………

…………

なお翌日は懲りずに関八州見晴台とかに行って死にそうになってた模様。

伊豆大島に行ったときのこと

 急に三原山の話が来たので。

 自分も去年の9月にチャリ担いで一泊二日で伊豆大島行ってチャリで島を一周して三原山登ってきたんですよ、というお話。

 

 持っていった荷物一式(収納時)

 

 持っていった荷物一式(展開時)

 

 行くときに乗った船。帰りは黄色い方の橘丸だった。一人で船に乗ってどっか行くのは初めてだったので、この時点ですでに小学生かな?ってレベルで超興奮してた。

 

 夜行便は船だー夜景だーと興奮してはしゃいでると睡眠時間が消滅するので程々にしないといけないですね(興奮しすぎてほとんど寝れなかった人)。

 

 朝の5時。ちょっと眠れたかなと思ったらもう港につく時間。

 この日は岡田(おかた)港という島の北側にある港についた(日によって到着する港が違うらしい)。ここから自転車を組み立てて島を時計回りに一周したわけですが、当初の予定では途中で動物園とかいろいろ見て回ろうとかそういうことを思っていたんですよ。でも伊豆大島って一周しても46kmくらいしかないので、自転車だといくら坂が多いといっても朝の5時から走ってりゃ10時までにはそれなりの距離はいっちゃうわけでして……。

 

 筆島。かつての火口が波の侵食で洗い流されて、火口にあった溶岩だけが残されたものだとか。

 

 波浮港。スタート地点の岡田港から見て島の反対側にある小さな港。海岸近くにあった火口を江戸時代に工事して海とつなげて港としたらしい。

 ここにはおいしいお寿司屋さんがあるという話だったのだけれど、何しろここについたのが朝8時台でな……。完全に時間の配分を間違えたわ。動物園? ああ、6時ごろに通過したわ……。

 

 地層切断面。バームクーヘンぽいということで伊豆大島がわりと推してる観光スポット。当初は崩落防止のためにコンクリで固めちゃう予定だったそうなんだけど、あけてみたら見事な地層なのでそのまま残すことにしたのだとか。

 火山博物館に行くと、この切断面を標本として剥ぎ取ったものが展示されている。

 人が関わらない観光スポットって、何時に行っても見られるから素晴らしいですよね。

 

 雰囲気がのどかすぎる火山博物館。

 ここについたのが10時過ぎくらい。島を4分の3週くらいしてようやく施設が開く時間になった……。

 バブルの頃に勢いで建てたはいいものの、その後の維持費に苦労してそうな感じの博物館。ただ、展示内容はかなりしっかりしてて、新しい情報もきちんと展示に取り入れている様子だった(かなり手作り感があったが)。

 たぶん一通り見て回るだけで専門書一冊分くらいの情報量はあったと思う。密度が濃かった。

 寝不足で朝っぱらから動き回ってたので、わりとふらふらしてて展示内容があんまり頭に入ってこなかったのが悔やまれる。

 

 火口をそのまま野球場にした場所。伊豆大島は火口ネタが多すぎて火口だった場所を見飽きるレベルだった。

 伊豆大島は自転車での観光を推しているのだけれど、全島これ山で坂しかない地形なので、ヒルクライムに自信がある人でもない限り自転車で回るのはおすすめしない。一応頑張って一周したけれど、途中かなりの部分を歩いた。

 坂はもうこりごり、と思ったあたりで一日目は終了。

 

 二日目はバスで三原山の登山口へ。チャリも積めるということだった(バスによっては積めないのもあるという話だった)ので持っていった。折りたたみはこういうときに便利。あんなとこ自転車で行けるわけないしね。

 

 と思っていたら登山口には自転車ラックが完備してるし、

 周辺には結構自転車がいるんだよな。昨日一日でヒイヒイ言ってた身としてはマジかよ以外の感想がない。本当に同じ人間なのだろうか。

 ちなみに赤い方のやつはバイクフライデーっていうやつで、完全オーダーメイドで20~40万円するという折り畳み自転車の中ではそれなりの高級車なんですよ。

 

 三原山は全体にアポカリプス感が漂っていて良かったですね。

 自分は登山口から火口回って温泉ホテルへ行き、そこから車道沿いに登山口へ戻るコースで歩きました。

 

 火口から温泉ホテルに戻るまでの道はすごい勢いで植生が回復しており、このあたりの風景を基準に三原山=木々がもっさもさ、という印象が自分の中に強く残ったのであった。(自分が行ったことのある山の写真を見せられて見事に外したことへの言い訳)

 

 二日目は三原山登山一本に絞ったのでわりと予定通りのスケジュールだったのだけれど、一日目は島一周するついでにいろいろ見て回んべというガバガバなスケジュールだったせいで観光という点ではかなり失敗した感があった。ただ、9月とはいえかなり日差しがきつかったので、日が昇りきってから動き出すとそれはそれできついものがあったかもしれない。

 帰宅して一番に思ったことは、「関東平野は自転車の天国! もう関東平野の外には自転車では出たくない! 坂は嫌!」だった。

 自転車は坂を登るための乗り物じゃないと思うんですよ!(なお半年後に山に登りながら、人間は坂を登るようには作られていないとか言い出す模様)

 

歩いた記録2

5月:榛名山

 今回はわりと前々から計画だけはしていた榛名山へのハイキング。

 基本的に「関東ふれあいの道」をたどっていくつもりなので、登山というよりもウォーキングに近いものになるはず。

 「関東ふれあいの道」というのは関東地方1都6県をぐるりと巡るハイキングコースのこと。正式名称を「首都圏自然歩道」といい、国の計画で整備されているわりとちゃんとしたものらしい。だいたいどこもきちんと整備されていて、基本的には特別な装備などがなくても手軽に歩けるのが特徴。これから山登り始めてみようかな、みたいな人にはうってつけ、だと思う。

 ヤマノススメに登場する山でいうと高尾山や棒ノ折山などが「関東ふれあいの道」に指定されている。

 詳細は以下の環境省のサイトを参照のこと。

NATS 自然大好きクラブ |長距離自然歩道を歩こう!

 

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群馬県 - コース15/榛名山へのみち

 今回のメインルート、「関東ふれあいの道」の「榛名山へのみち」。このルートは榛名神社から氷室山、天目山、七曲峠を経てヤセオネ峠へ向かうコースになっている。

 今回は高崎駅からバスで榛名神社へ向かい、途中、七曲峠のあたりで一旦コースを外れて榛名富士へ寄り道する予定。ヤセオネ峠からは次の「榛名から水沢へのみち」に接続する。

 

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群馬県 - コース16/榛名から水沢へのみち

 「榛名から水沢へのみち」は「榛名山へのみち」から続く「関東ふれあいの道」。ヤセオネ峠から伊香保温泉を経て麓の水沢まで続いている。今回は途中の伊香保温泉まで向かい、温泉でひとっ風呂浴びてからバスで水沢駅まで行って帰宅する予定。

 

 「榛名山へのみち」が8.2km、「榛名から水沢へのみち」は伊香保温泉までで5kmの計13.2kmなので、全体の距離はそれなりにあるものの、途中の榛名富士への寄り道を考えても十分に歩ける距離だと思う。

 伊香保温泉から水沢駅への路線バスは調べたところ夜9時くらいまで運行しているので、多少予定が押したとしてもちゃんと日帰りできる。

 

 そういうわけでこの日は8時位に高崎駅に到着。コンビニで朝飯を調達してから8:30のバスに乗れば9:40分には榛名神社に到着だ。

 

 ……という予定のはずだったのだけれど、諸事情により榛名神社の12Kmくらい手前のバス停で降ろされる羽目に。

 

 諸事情の様子。

www.haruna-hc.jp

 実はこの日は榛名山ヒルクライムレースの大会が開催されていたため、榛名神社周辺はすべての車両が全面通行止めだった。なお私がその事実を知ったのは高崎駅でバスに乗ったときである。数日前に群馬バスのサイトで時刻表調べた時はそんな話は全然出てなかったような気がするんだけどなあ……。

 突然のことで頭が真っ白になりかけたけど、12km程度ならまあ歩けるだろうというれいせいなはんだんの結果、私はいまバス停に立っている。ええ、わたしのはんだんりょくはせいじょうですし榛名は大丈夫です。

 そんなこんなで9:10ごろにバス停を出発。榛名山ヒルクライム榛名神社コース、徒歩の部の幕は切って落とされた。

 

 たぶん前の方に見える山が榛名山だと思う。天気が良いので自転車に乗るにはうってつけの日だったろう。

 

 10:15分ごろ榛名神社の一之鳥居に到着。やっぱり神社は一之鳥居から歩いて参拝しないとね(白目)

 

 一之鳥居からしばらく行くとヒルクライマーが群れをなしていた。どうも大会そのものはあらかた終わっていたみたい。

 もう少し先の方で、「こんなところまで歩いてきたんだから持っていきなさい」と大会のスタッフの方から羊羹とスポーツドリンクのおすそ分けを頂いてしまった。ありがとうございます。

 

 そんなこんなで11:15分ごろに榛名神社へ到着。タイムはだいたい2時間5分。時速5-6kmといったところか。わりかしいいタイムだったんじゃないかと思う。

 さて、ここからが本来のスタート地点。

 オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠い榛名山をよ(未完)

 

 神社はあまり詳しくないのだけれど、たしか普通あんまり随身門ってないよね。

 

 三重塔とか五重塔って仏舎利を収めるための仏塔じゃなかったっけ?

 この先には七福神とかも祀ってあった。さすが修験道、神仏が完璧に習合してる。

 

 通行止めのおかげで神社の職員を除いてはマジで人っ子一人居なかった。神社の敷地をほぼ独り占め状態。ここまで歩いてきてよかった。

 榛名神社は崖沿いに岩を削って建てたような神社で、梁山泊のような山賊の秘密基地っぽい雰囲気が漂っていて妙にかっこよかった。

 

 観光客で賑わう境内の様子でも撮影しようと思ってたんだけどなー残念だなー(棒)

 

 榛名神社のちょっと先にある九折(つづら)岩。ここだけは榛名というより扶桑っぽい。このあたりからようやく登山道っぽい道になる。

 

 相変わらず人がいない登山道を歩いていると、突然がさごそ音がしたので、熊だったら死ぬなー、猪でも死ぬかもなーといろいろ覚悟を決めていたら、こいつが出てきた。誰だお前。(カモシカです)

 実はカモシカってもっと北の方の生き物だと思ってたので、こんなところにいるとは全然知らなかった。もっというとカモシカとトナカイの区別があんまりついてなかった。

 帰ってから調べたら、カモシカっていうのは好奇心が強い動物らしく、わざわざ人間を見に来たりすることもあるのだとか。たしかにあんまりこっちを警戒してる様子がなかった(こっちは初めて見る野生動物にびびって早くどっか行ってくれと思ってたのに!)。

 

 氷室山のあたりから見た榛名湖。

 氷室山と天目山のあたりはとことん整備が行き届いていて、山を登るというよりはひたすら階段を登っていた。ひたすら階段を登るのもそれはそれで辛いし飽きる。

 天目山のあたりで前日までの寝不足がたたって強烈な眠気が襲ってきたので、適当なベンチでしばらく昼寝。寝不足で山登ると途中でバテるので気をつけたい。

 七曲峠の手前で榛名湖へ抜ける近道があったのでそれを通って榛名湖へ。

 

 雪がないとあんまりそれっぽくない榛名富士

 

 榛名湖周辺は滅茶苦茶な勢いでツツジが咲いていた。

 

 せっかく榛名富士があるので登っていきましょう。

 

 登った。

 

 わざわざ登山道が整備されてないという看板が立ててあったけれど、登ってみるとわりと普通の登山道だった(元埼玉県民並感)。むしろここ以外の登山道が整備されすぎていて物足りないという印象さえ受ける。まあ、車で榛名湖まで遊びに来て、ちょっと周りを散策しよう、という人向けにはあれくらい整備されている方がいいのだろうけれど。

 

 時計を見たらもう15時前だったので、すこし予定を巻いて下山はロープウェイ。

 七曲峠に戻ってヤセオネ峠に向かう。

 

 ヤセオネ峠へ向かう途中には、こんな感じのアスレチック修験道スポットが点在している。鎖場やはしごなんかもいくつかあるので、時間があればゆっくり回りたかったが、そろそろ時間がない。急がないと日が暮れる。

 

 修験道やってると、こういう岩を見たらとりあえず上に登って石仏とかを置きたくなるらしい(偏見)

 

 16:55ごろヤセオネ峠到着。いい加減暗くなり始めたので伊香保温泉まではバスに乗ろうかなと思って時刻表を見たら終バスが16:42だったことを知り、どうしたものかと頭を抱えているところ。

 伊香保温泉までは、車道を通って行くと約8km。途中で暗くなっても車道なので安心安全。

 登山道を通っていくと約5kmだけど、下りの道なので1時間かからないはず。急げば明るいうちに抜けられるかも。

 

 そういうわけでひたすら山道を下っていった。良い子は真似をしてはいけない。

 どうしてこんな事になったんだっけと考えて、ヒルクライムで2時間ロスしたのをちゃんと計算に入れてなかったことにこのあたりでようやく気づく。後悔先に立たず。

 

 17:30ごろ露天風呂のあたりに到着。山道抜けると突然温泉街になるのでダンジョンを抜けた先にいきなり村があるような感じがする。

 ここまで来ればもう安心。ここからのバスは夜9時くらいまであるからのんびりできる。

 

 そういうわけで温泉へ。

 反省点は多かったけど、なんだかんだで今日の予定は全部クリアしたので結果オーライということにしよう。

 

 帰りのバス停。バス停は事前にGoogleストリートビューでどこに立ってるかを確認しておくと安心。急いでると意外と見つからないので。

 なお、この時のバスの乗客は終点まで自分ひとりきりだった。休日の観光地なのに……。この路線、こんな調子でやっていけるんだろうか。

 

 19:30ごろ渋川駅へ到着。お疲れ様でした。

 

 ところでこの日は実は登山靴のデビュー戦でもあったのだけれど、履いていった登山靴が足のサイズぴったりのものだったので、ひどい目にあった。

 登山靴は、自分の足の大きさとぴったりなものを履くと、靴擦れを起こしたり下りのときにつま先が靴にガンガンあたって足の爪が死んだりするので、普通は足の大きさよりも一回り大きいものを履く。そんなことを全然知らずに革靴とおなじ感覚で登山靴を選んでしまった私の足は今回の登山で無事死亡した。

 具体的には榛名富士のあたりでだいぶやばい感じになってきていて、伊香保温泉へ下りるころはかなり痛みが激しくなっていた。

 初めて登山靴を買うときには絶対にきちんとお店の人の話を聞いて、足のサイズも測ってもらって、できれば自分でもある程度下調べをしてから買うべきだと身をもって体験した登山であった。

 そんなわけで、帰宅して速攻登山靴をゴミ箱に放り込み、しばらく後に新しく買い直す羽目になったのでした。

 

 

 今回はこのくらいで。気が向いたらまたそのうちなにか書くかも。


 

 

 

歩いた記録

 

発端

 去年、伊豆大島を自転車で回った際に三原山にも登ってみて、久々に山に登るのもいいかなあと思ったりした(伊豆大島が坂だらけで自転車で坂を登るのに懲りたというのもある)。

 

3月:陣馬山から高尾山

 そういうわけで3月に陣馬山へ。10年位ぶりの登山だったので、まずは手慣らしに高尾山だけに登るつもりだったのだけれど、わざわざ遠くまで出かけて行って高尾山だけ登るのも芸がないというかつまらない気がしていまいちテンションが上がらなかったのと、なんとなく陣馬山の馬が見てみたい気がしたので結局陣馬山から高尾山まで歩くことにした。

 

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 今回のルート。陣馬高原下から陣馬山へ上り、明王峠、堂所山、景信山、小仏峠、城山を経て高尾山へ至る。

 この日の目標は「ダメでもともと」「諦めが肝心」「引き返す勇気」。

 

 高尾駅からバスに乗って陣馬高原下バス停へ。どんどん山奥に運ばれていくので、ほんとに高尾駅まで歩いて帰ってこられるのだろうかとひたすら不安になる。ちょうどお彼岸の時期だったので、途中の霊園のあたりまではバスは満席で大混雑だった。

 11:30位にバス停到着。下調べとか何もしてこなかったのでまず登山口が見つからず途方に暮れる。少し歩いてみてだめだったらバス停まで引き返して次のバスで帰ろうと決意して当てずっぽうで歩きはじめた。

 

 11:40頃。登山口らしきところを発見して一安心したところ。

 

 その10分後。予想以上に坂が険しくて早くも帰りたくなってきたところ。加齢、運動不足、無謀な計画、ハイキングコースとは一体、などのキーワードが脳裏をよぎる。動悸が激しく、呼吸も苦しくなり、人類は坂を登るようには作られていないのではないかなどと考え始める。

 今にして思えばペース配分を考えずに平地と同じペースで坂を登ってたような気がするので苦しいのは当然というような気もする。根っこがいっぱいあったので足元は安定していて歩きやすかった。

 

 今回の目的の一つ、例の馬。

 そんなこんなで途中ちょくちょく休憩したり挫折したり心を折ったりしながらも12:30くらいに陣馬山頂上に到着。頂上にはかなりたくさん人がいた。こいつらみんなあの坂登ってきたのかと思うと改めて自分の体力の無さに絶望するなどした。

 ちょうどお昼時ということもあってあちこちでバーナーで調理している人がいた。

 

 頂上の景色。

 まだ腹も減ってなかったので適当に散策したらそのまま次の山へ。

 

 霜柱とか見たの久しぶりかもしれない。

 陣馬山以降はわりと道も整備されていて、尾根歩きということもありほぼ普通の道を歩いている感じだった。これならまあなんとか高尾山まで行けるかな、とやや前途に希望を見出す。

 

 

 13:00ごろ明王峠、14:00ごろ景信山に到着。

 景信山でなんとなくお腹減ったような気がしたので羊羹食べて、ちょっと迷ってからお茶屋さんでなめこ汁を食べた。帰ってから調べたら、ここのなめこ汁はそれなりに名物だったらしい。たしかになめこが大きくて美味しかった。

 

 景信山はわりと景色が良かったような気がする。

 

 

 14:40ごろ小仏城山、14:55ごろ一丁平、15:20ごろ高尾山。

 高尾山に着く頃にはさすがにちょっと足も痛くなってきて、さっさと帰りたい以外の気持ちが消失していた。

 

 化学兵器スギカフンをばら撒き都民を花粉症で苦しめんと画策する悪の秘密結社の構成員リスト。

 ちょっと小高いところに行くとどこにでもある気がする富士講とか修験道とかの神社を見物しつつ面倒なので1号路をひたすら下る。ヤマノススメの聖地をきちんと巡礼しようなどという気はとうに消え失せていた。足痛いしはよ帰りたい。

 

 16:20ごろ下山。地図調べたらそんなに距離もなかったのでJRの高尾駅まで歩くことにする。16:50ごろ高尾駅到着。疲れた。

 

 この日はトータルで5:20くらい歩いていたらしい。

 今回の服装は上はシャツ+ジャケット+フリース。下はジーンズ、靴はスニーカーでカバンはショルダーバッグという街中歩くのと殆ど変わらない格好だった。

 坂を登り始めると暑くなったのでジャケットとフリースは脱いでいることが多かった。

 他の人に比べると歩くのは速い方っぽい感じだったので、ガイドとかに書いてある想定時間で計画組めばそれなりに余裕持って動けるんじゃないかなという感触を得て、それなりに自分の体力に対する自信を取り戻せた。

 

 

4月:横瀬二子山から武甲山

  高尾山でチュートリアルをこなしてそれなりに自信をつけたので、今度は秩父武甲山に行ってみることに。ただ、調べてみると武甲山の登山口は最寄りの横瀬駅から歩いて1時間くらい歩くらしい。いいだろう1時間程度歩いてやろうじゃねえかとも思ったけど、よくよく調べてみると横瀬駅の隣の芦ヶ久保駅からすぐの二子山というところから尾根伝いに武甲山まで行ける模様。

 どうせ行くんなら武甲山だけ登ってもつまんないし、二子山から歩いてみるのも面白かろうということで、芦ケ久保駅から尾根伝いに武甲山まで上がって浦山口駅で帰ることに決定。距離的にわりとハードっぽい気もしたけど、まあダメなら途中で帰ってくればいいやということでとりあえず行って見ることにした。

 

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 今回の予定ルート。芦ヶ久保駅から二子山、焼山、武川岳、妻坂峠、大持山、小持山を経て武甲山に登り、浦山口駅へ降りる。

 武甲山を正面から側面にかけてぐるりと見渡しながら歩くちょっと面白いコース。

 最近知ったのだけれど武川岳から名栗方面(右下)ヘ向かい、伊豆ヶ岳から飯能アルプスと呼ばれる尾根道を歩いていくと多峯主山天覧山を経て飯能まで行けるらしい。

 

 この日は寄居駅からの出発。秩父鉄道御花畑まで行き、西武秩父で乗り換えて芦ヶ久保駅まで向かう。天気は非常に良かった。

 

 秩父鉄道鉄道むすめ。かわいい。

 

 西武秩父駅から武甲山を望む。なんとなく、ラダトームから竜王の城を見るような気分。

 

 8時40分ごろスタート地点の芦ヶ久保駅に到着。ちらほら登山客の姿が見られる。

 

 二子山登山開始。

 

 

 9:40ごろ二子山雌岳、9:50ごろ二子山雄岳到着。ロープを伝って登るような結構急な坂や岩をよじ登るようなところもあったのだけれど、写真撮るの忘れた。先は長い、ちゃっちゃと行こう。

 

二子山から焼山へ向かう途中。秩父盆地がよく見える。下の写真はあの花の橋。

 

 焼山へは10:20ごろ到着。実は武甲山の後ろ側が普通の山になってることを知らなかった。てっきり全部ピラミッドになっているものとばかり……。

 

 

 11:05ごろ武川岳、11:30ごろ妻坂峠。このへんはわりと歩きやすかったような気もするけどあんまり良く覚えてない。時間だけは写真に記録されているのでだいたい正確。

 

 北側は秩父盆地だけど、南側にはこういう感じの山がずっと続いている。

 

 12:30ごろ大持山に到着。

 

 大持山は山頂が狭くて、ここだけ人口密度が高かった。左奥の人はアンテナを持ってきてアマチュア無線をやっていたらしい。おなか空いたのでここで昼食。

 

 

 

 さまざまな道の様子。道ってなんだっけ、という気持ちになってくる。大持山から小持山にかけては岩場が多く、落ちて亡くなった人も居たりしたらしい。

 そういえば、このへんで足がつって、どうやっても治らないから、しばらく足がつったまんま歩いてた。日頃の運動不足が祟ったかな。

 

 このあたりまで来ると、武甲山のピラミッド面はすっかり見えなくなる。たぶん茶色と緑の境目がこれから登る登山道。

 

 

13:15ごろ小持山、13:45ごろシラジクボ到着。さすがにちょっと疲れてきて、武甲山登るのどうしようかなとか考え始める。

 

 考えながら歩いてたらいつの間にか登り始めていた武甲山の様子。普通の道を歩いているはずなのにやけに疲れるなと思ってちょくちょく休憩を挟んでいたのだけれど、改めて見ると結構急な坂だな。

 ここをてっぺんまで登りきれば、

 

 

 神社があって、その先に頂上がある。14:20ごろ登頂。

 

 頂上からの眺め。秩父の街が山と山の間に広がっているということがわかって結構面白い。ちなみにこの下はピラミッド状の石灰石採掘場なので、

 

 頂上にはこういう看板があるし、

 

 途中の道には所々にこういう看板もある。

 さて、登るべきところは全部登ったので、後は下るだけ。今日のやる気は全て使い果たした。

 

 駅はこっちださっさと帰ろう(15:10ごろ)。

 

 と、油断しくさっていた登山者を迎える長者屋敷の杉林。

 

 人間用いろは坂とでもいう感じで、細い道がつづら折りになっていて歩きにくい上に単調でひたすら辛かった。今回の登山で一番つらい場所だったかもしれない。

 

 15:30ごろに長者屋敷を抜ける。たった20分程度だけど、なんか1時間くらい歩いてたような気がする。めっちゃしんどかった。

 

 沢があると降りてきた感じがしてとても嬉しい。

 

 ここから先は川沿いに林道を駅まで歩いていく。途中で落石のあとがあったり、猿がいたり、

 

 なんかでっかい崖があったりする。このへんは鍾乳洞なんかもあるらしい。

 

 16:20ごろ駅に到着。ここから寄居駅まで帰る。

 

 寄居駅にはそういえばヤマノススメのポスターなんかもあった。

 

 武甲山で採掘された石灰石は、鉄道によって輸送される。

 

 この日も前回とほぼ同じような格好での登山。今回からヤマノススメで得た知見を元に軍手を持っていった。岩によじ登ったりする場面も結構あったので、これは持っていって正解だった。

 山登り結構面白そうだから、そろそろなにかちゃんとした道具揃えてもいいかなと思い始める。

 

長くなったので今回はこのくらい。気が向いたらまた続きを書くかも。