最近見てるアニメと見てたアニメ

 オリンピックの影響なのか、8月になるまで始まらないアニメがいくつかあって、今期はなかなか見るアニメのリストが確定しなかった。

 

 
見てる番組

『魔入りました!入間君2』

 前期で早見沙織に一番可愛い演技をさせられたアニメだと思う。生徒会長は性格改変編以降出てくるだけで画面がラブコメ。(さすがにウォルターパークではかっこよかったけど)

 1期も面白かったけど、2期になってから、なんというか奔放さのギアが1段上がってより自由になったような気がする。前期で頭空っぽにして見られる絶対に退屈しない楽しいアニメが見たい気分のときは美少年探偵団か入間君を見ていた。

 

『トロピカル~ジュプリキュア

 視聴者を絶対に退屈させないぞという意地を感じる。

 昔のプリキュアってもっとこう真面目な話をしたりピンチになったりして画面が退屈になる時間がそれなりにあったんだけど、今年のプリキュアはそういうことが殆どないので、エンタメに振り切っているなあと感心する。

 毎年このくらいの時期になると、悪役にどういうオチを付けるのか気になってくるのだけれど、今年はスタプリみたいに魔女に全部の責任をおっかぶせる形になるのだろうか。これまでのところ人魚姫の悲劇性についてあえて無視する構成になってるから、その分のツケをまとめて後回しの魔女がオリジナルの人魚姫だったとかいう展開が来たりして。

 

『ミュークルドリーミー みっくす』

 2期になってから妙に女児アニメのフォーマットに忠実っぽい作りになってしまって大丈夫かなと思っていたのだけれど、最近は、げ○おち君とか出てくるようになってきてだんだんと以前の調子を取り戻しつつあるっぽくて安心した。

 アッキーの行動が邪悪すぎてちょっと引く。 

 

シンカリオンZ』

 アブト、貴重な鬼頭明里分の補給ポイントなのだけれど、ダークシンカリオンに乗っちゃったし、なによりEDがあの調子だから、1クールくらい出てこなくなりそう。鉄分補給用の代打としてゲンブも復活しちゃったし。

 

『はめふら2期』

 1期に引き続き。1期があまりにもきれいに終わってしまったので、新キャラでテコ入れするとはいえどういう方向に持っていくのかは気になる。

 

『まちカドまぞく(再放送)』

 ミュークルドリーミーの人が監督やってると聞いてじゃあ改めて見てみようかという気になった作品。本放送のときは1話切りしてたはず。

 最近鬼頭明里概念を学習したので、桃の感情豊かな無感情演技が毎週楽しみ。

 しっぽが長くてうねうねしてるのバルバトスルプスレクスっぽくてかっこいい。

 3話、みんなが仲良くなれますようにで魔力が出ちゃうの、見ててほろっと来た。

 

『ムテキング(セレクション)』

 毎回歌うよ。

 秋からリメイクが始まるのに合わせた再放送。ストーリーはほぼないに等しいけれど、歌って踊ってをずっと見てるだけで楽しいのがすごい。

 シリアス玉の描写が幻想的というか実はこれLSD的なやばめの幻覚物質で、ムテキングはみんなが見てる強めの幻覚なのではという気がしてしまう。

 

『マギアレコード2期』

 三編みほむら時代の話だったのか。

 1期から時間が空きすぎているので総集編がありがたかった。総集編見てると、マミさんてマルチとかワクチンデマとかニセ科学とかEM菌とかに全部引っかかりそうよねって思ってしまう。対するさやかちゃんがひたすらかっこいい。

 

ラブライブ スーパースター』

 THE SECRET NiGHT いいよね(スーパースター違い)。

 ラブライブはキャラデザとノリが合わなくて虹ヶ咲より前のは見てないのだけれど、今回のはノリはともかくキャラデザは受け入れられる感じなので少し様子見。

 OP、無観客の競技場にブルーインパルスっぽい飛行機雲がかかっていたのでこれはきっとオリンピックの開会式というやつだろう。NHKで放映しているのだから間違いない。

 EDのあとにみんなのうたっぽいコーナーがはさまるの謎。

 9人体制だとどうしても数が多すぎて一人ひとりのキャラクターを掘り下げるのが難しくなるので、人数を絞ってきたのは英断かなあと思う。

 

『ぶらどらぶ』

 植物の方のOPすき。このOPのアニメが見たい。

 毎回ドタバタやってるなーでなんとなく見れちゃう。昭和のノリがそのまま加齢してるのでおっさんでないとついていけないのではないだろうかという気がしてくる。



見てた番組

『プリチャン』

 正直なところもうこれを見なくていいんだと思うとわりと清々としている。

 もともと本来のターゲット層じゃないし、プリパラの後番組ということで半ば惰性で見ているようなものだから変に文句を言ってプリパラ地縛霊になるのもなんだかなという気もしたので、あんまり文句は言わないようにしておこうと思っていたのだけれど、なんだかんだで三年間通してみたのだからいい加減ちゃんと文句を言ってもいいかなと思う。

 なんていうか三年間通してシリーズが構成できていなかった。一話毎のお話はそれなりに起承転結つけてドタバタやれていたりもしたけれど、年間を通してのお話がうまく組み立てられていないせいで、毎年最後が打ち切り展開みたいな終わり方になってしまっていたし、魅力的なキャラクターがいるにも関わらず、その魅力を殺すような方法でしか話が終わらせられなかった。具体的にはだいあとかルルナとかもっというとメルティックスターもそう。

 登場人物が物語を牽引していくような強い動機を持たず(キラッツとか)、仮に強い動機を持っていたとしても、それをうまく物語と絡ませられないせいで、事故みたいな展開になってしまったりしていた(虹ノ咲さんとかルルナとか)。

 総じてひどいアニメだったなと思う。とはいえこれはずっと見続けてしまったからこう思うだけであって、見ないで切ってしまったアニメの中にはもっと酷いアニメだって山のようにあるのだろうとは思う。

 

 プリの話のついで、前にひびきさまは法月仁なんじゃないかって話をしたけれども、そこからトリコロールってなんだったんだろうなって考えてて、もしかしたらあれは仁(ひびき)とジュネ様(ファルル)と聖(ふわり)のユニットだったかもしれないと気づいて尊さに突っ伏しそうになった。トリコロールって三角関係じゃない? という話をしていた人がいたけれど、プリパラ2期がレインボーライブの人間関係を写し取ったものだとしたら、たしかにあれは三角関係をユニットの形に変換することでハッピーエンドにしたユニットだわ。

 

『SSSS.DYNAZEON』

  シャニマスのノクチルが好きな人は好きそうなアニメと言うとだいたい雰囲気が伝わるんじゃないかという気がしている。

 ツイッター振り返ってみたらずっとダイナゼノン尊いって言ってた。

 めっちゃ良かったんだけどどこがどう良かったのかまだちょっとうまく説明できない。毎回登場人物の葛藤と巨大ロボットの活躍を両方がっつりやって30分で収める手際が見事すぎて何も言えない。

 グリッドマンのときも同じこと思ったけど、ちゃんと作ったTV版エヴァンゲリオンみたいなアニメだったなあという感じがする。

 自由を捨てるのではなくてかけがえのない不自由をつかまえにいく、で夢芽さんの手を取るの、まあ確かに夢芽さんはめんどくせー女の極北みたいなキャラだよなと思ってしまう。

 ダイナゼノンとして活動していた時間は、あるいは服喪期間であり、あるいは世の中との向き合い方を考えるための時間であり、あるいは自分がこれからどう生きていくかを考えるための時間であったという意味で、清く正しくモラトリアムを描いた物語だったのかもしれない。

 蓬くんが上条さんのことを人に愚痴れるようなったのが最終回になってからっていうあたりからして、彼の抱えていたものは結構大きかったのかなあと思ったり。

 1話を流しながら作業してたら、文化祭でお化け屋敷をやると自殺した生徒の幽霊が出ちゃうから禁止らしいという話が。そういえばそんな話あったな。最終回でお化け屋敷やることに伏線引いてあったんだ。やっぱりそういう意味ではお化け屋敷の夢芽の仮装は姉じゃないかな。蓬くんのミイラ男は竜使いのミイラで、二人がそれぞれガウマと姉から「託されたもの」をちゃんと受け取ったことを示していたのかなって。

 あと、一話では蓬くんがタメ口で夢芽さんのほうが敬語なので最終回と見かけ上の関係性が逆転している。

 

蜘蛛ですが、なにか?

 ミルパンセの体力的に2クールものはまだちょっと厳しかったか。

 話の途中までのアニメ化だから、こういう形でオチにしたというのはわからなくもないけれどもそれならなおさら人間パートはいらなかったのではという気もしてしまう。2期もやるつもりなのだろうか。

 

『やくならマグカップも』

 また田中美海が地域おこしアニメやってる……。

 また田中美海が天才にかなわない努力家の役やってる……。

 きらら的な日常物かなと思ったら意外とシリアスな部活ものだったのでちょっと意表を突かれた。

 実写パートは興味ないのでパス。出てる人が大体プリパラ関連で見たことある顔だったな。


スーパーカブ

 評価が難しい作品。

 原作に多少問題があってもアニメスタッフが優秀ならある程度は糊塗できるが、それにも流石に限界があるぞということを示した作品だったかなあ。

 全体としては、原作者がやりたいシチュエーションははっきりしているのだけれど、そこまで登場人物を連れて行くための技量がまだ未熟なので、所々で無理のある展開になってしまうのだろうと思った。結果として小熊さんがどんどんやさぐれアウトローに……。

 椎ちゃん救出編を例に挙げると、ヒーローとしての小熊を描きたいために、椎ちゃんが事故現場で携帯で家族でも救急車でもなく小熊を呼び、さらに小熊の方も事故現場では独力で強引に事態の収集を図るという二重に不自然なことになってしまっている。椎ちゃんも小熊も椎ちゃんの家族に連絡しなよ……。

 タイトルにしているだけあって、バイク周りの描写は丁寧で良かった。文字通りそこら中にあるカブだからこそ、他のカブから部品取りもできるしパーツも豊富に売っているという大量生産品の良さがよく生かされた話作りになっていたと思う。実質日常騎兵ボトムズだったと言っても過言ではない。「ターンピックが冴えないな」ですよ。

 ゆるキャンとの対比で見ると、ビーノで山梨から伊豆半島まで行ってしまうしまりんがいかに異常な人間かということがはっきりと示されていて面白かった。

 

やっぱりスーパーカブはロボットアニメだったと思う。

 

 

ゴジラSP』

 シンゴジっぽいハードSFな雰囲気をまとって紅塵とかなんとか小難しい理屈を立て並べているなと思っていたけれど、終わってみればすべての要素がジェットジャガーを巨大化させるためにお膳立てされたものだった。

 チャンの『あなたの人生の物語』のAI版だったともいえるかも。

 バカSF、あるいはジェットジャガー主人公のロボットアニメとしては結構楽しかった。一方で、全世界でいろいろな異変が起こっている中で、東京のゴジラの活躍を見せられても、日本の一地方の局地戦という印象を抱いてしまうのであんまり危機感みたいなものが湧いてこないなかった。そういう意味でゴジラをタイトルに冠する怪獣ものとしての評価は一段落ちるかも。

 ゴジラSPでAIやってる釘宮理恵久野美咲は、ミュークルでもAI()のゆにとつぎをやってたので、メカゴジラのCVは、はぎの藤原夏海になったりして。

 

ゴジラ浮世絵の元ネタは椿説弓張月だったらしい。

 

bunka.nii.ac.jp

 

ふしぎなサブタイは立方体。

 

ゾンビランドガリベンジ』

 サイゲつながりで、同時期にリリースされたウマ娘のゲームがゲーム中でウマ娘達の人生を繰り返し周回して栄光を掴み取る設計なのに対して、ゾンサガRが一度完全な失敗に終わってP役の幸太郎が投げ出したところから話が始まるのは、なんというか逆説的に生の一回性みたいなものを感じさせるなと思ったりした。

 1期は幸太郎に引きずられるような形で話が進んでいるのが微妙に面白くなかったのだけれど、2期は逆に幸太郎が引っ張られる形で物語が進行していて痛快であった。

 個人的な作品の好みの傾向として主人公の自主性はわりと作品の好き嫌いに影響するらしい。そういえば巻き込まれ展開が嫌いだったっけな。

 

『シャドーハウス』

 ゴシック小説やヴィクトリア朝あたりの風俗の要素をうまく取り込んで面白い設定に仕上げた作品だったと思う。

 前半が陰謀渦巻く不気味なお屋敷の中での主従のお話、後半は一転して子供たちが協力して困難に立ち向かう大冒険のお話で、前半と後半でだいぶテイストが違う。前半後半それぞれにそれぞれの楽しさがあってよかった。

 とはいえどうしても連載途中のアニメ化なので色々中途半端な感じの終わり方になってしまった。致し方ないこととはいえ少々残念。

 

『美少年探偵団』

 乙女ゲーのような設定からのちっともちやほやされない少年のような女性主人公という、どこに向けて作っているのかわからない万人向けのアニメだった

 「ANiMAZiNG!!!」は前回のSK∞もそうだったけど、わりと男性向けと女性向けの両方を狙っている感じがして、ちょっと面白い枠だなあと思う。

 久々のシャフトによる西尾維新アニメは、極力要素を削ぎ落としてシンプルを極め尽くしたような化物語とは打って変わって、絢爛豪華で常に背景で何かが動いているようなにぎやかなアニメになっている。

 押絵と旅する男は読んでいたので、バックグラウンドアニメーションが押絵と旅する男なのはわかった。もしかしてこれまでもこうして元ネタのアニメが挿入されていたのだろうか。

 クズであるということは純粋な少年ではないということだけれども、彼女は少年ではないクズとして少年が少年らしくいられる場を守ろうとしたわけで、それは一般的には大人と呼ばれるものの振る舞いなのではないだろうか。

 


保留している番組

『かげきしょうじょ』

 原作はシーズンゼロだけ読んだけれどもいまいちピンとこなかった。1話も何となく面白そうに思えなかったけど一応保留で。

 音楽の斉藤恒芳という人は宝塚とかの音楽をやってる人らしい。プリパラ1期の音楽やってた人だけれど、プリパラもそういう世界観を目指していたのかもと思ったり。